不動産屋さん、リフォーム業者さん、不動産鑑定士さんなどは業務の中で間取り図を作成することが必要なこともあるでしょう。
あなたに
をご紹介します。ただ、場合によっては間取り図作成ソフトを使わない方が良い場合もありますので、その事についてもお伝えしていきます。
※この記事は事業者向けのお仕事で二次元平面図の間取り図作成をする方を対象としています。
仕事で使うことを前提とした、おすすめの
有料と無料どちらもご紹介しますが、まずはどのような基準で比較していくのかを整理します。
なお、この記事では二次元平面図の間取り図作成を想定しているため、高級なソフトや3Dの機能に特化したソフトは紹介から除外しています。
また、資料請求しないと試用版が使えない、など営業電話がかかってきそうなソフトも除外しています。
どうしても無料で済ませたいのか、それともある程度長期的に使う前提で有料でも使いやすいものを探したいのかで変わってきます。間取り図作成ソフトにどれくらいコストをかけていいのかが判断基準となります。
無料・安価にこしたことはありませんが、フリーソフトを使うという事のリスクは常に考えておかなければいけません。
具体的には
[サポートが無い]
[何か問題があっても自己責任]
[セキュリティに問題がある可能性がある]等のリスクです。
特にオフィシャルサイトではなく、どこかのソフト配布サイトのみにある場合は要注意です。
どうしても無料ソフトを使用したい場合は、利用者が多いかどうかも信頼性を見る際の基準になります。多くの人が使っていることで問題があればWeb上でも解決策が見つかったり、同様の報告がされている可能性があるからです。
実際にソフトを導入した後は従業員さんに作成を依頼する場合が多いと思うので、初めて触る人でも直感的に操作しやすいか、余計な機能がついて使いにくくなっていないか、特殊な環境が必要でないかを判断していきます。
無料ソフト、有料ソフト、ブラウザで動くソフトの3種類で比較をしてみました。
実際普段作図をしたことがない素人ユーザーが実際にダウンロードしてスムーズに作図作業に入っていけそうかを確認しました。
すでに販売が終了しているソフトもありましたが、以下19ソフトを比較しました。
この中から主に二次元平面図の間取り図を作成しやすいソフトをピックアップして紹介します。
<間取り図作成ソフトの比較表>
ソフト名 | OSバージョン | 価格 | URL |
---|---|---|---|
Windows11/10/8/pro | 無料 | URL | |
マクロ利用可能なエクセルが使えるOS | 無料 | URL | |
画像やaiファイルでご納品します | 1R 180円~ | URL | |
無料間取り作成ソフトMADRIX | マイクロソフトワードが使えるOS | 無料 | URL |
手書きマドリックス3.01ベータ版 | マイクロソフトワードが使えるOS | 無料 | URL |
ブラウザ型(Windows,Mac) | 無料 | URL | |
住宅間取り設計 | ブラウザ型(Windows,Mac) | 無料 | URL |
Sweet Home 3D | Windows,Mac,Linux | 無料 | URL |
homestyler | ブラウザ型(Windows,Mac) | 無料 | URL |
3Dマイホームデザイナー14 | Windows11/10 | パッケージ版 |
URL |
Windows11/10(64bit) | 標準価格8778円 (本体価格7980円) |
URL | |
画像やaiファイルでご納品します | 1R 180円~ | URL | |
一軒楽着10 | Windows10/8 | メディア版 |
URL |
ここでは無料で使えるインストール型の間取り図作成ソフトを紹介します。
ワードやエクセルで気軽に使えるパーツのようなものもここに含まれます。
この間取り図作成ソフトは無料で使えるソフトではおそらく最も高機能で、利用ユーザーが多いソフトです。素人ユーザーが初めて使った感じでは、少し独自の操作方法を理解する必要はありますが、使っているユーザーが多いためWeb上で調べたりすることもある程度可能なのでおススメとして紹介します。オンラインマニュアルも充実しています。
excel de 間取り図はエクセルで平面図の間取り図を作成できるシンプルなソフトになります。
マクロを有効にする必要はありますが、普段エクセルを使っているユーザーにとっては使いやすいソフトです。また、社内スタッフに依頼するときもインストールや使い方で教育するための時間も少なくて済むでしょう。
jpeg画像での出力も可能でなため、必要最低限の機能が揃っているソフトです。
ここではWeb上のブラウザで使うことができるインストールを必要としない間取り図作成ソフトを紹介します。ただ、ブラウザ型の特徴としてユーザー登録が必要ですが、電話番号まで記載するソフトは無いので、営業電話がかかってくることは無いでしょう。
今回は海外製ですが直感的に使えるこちらのfloor plannerを紹介します。
ブラウザでユーザー登録するだけですぐに使えて、ソフトも今風で使いやすいと感じました。また3D描画なども必要であれば高機能になっていますが揃っています。唯一の欠点はメニューが日本語になっていない点ですが、それを除けば無料で使えるものでは一番の機能性と操作性のバランスが良いソフトと言えるでしょう。英語に抵抗が無い職場であればイチオシです。
ここでは有料のインストール型の間取り図作成ソフトを紹介します。
有料ならではの機能性や使いやすさに加え、サポートがある安心感があります。
間取りっども体験版が無料で試せるため、まずは一度使ってみるのが良いでしょう。
マウスでオブジェクトを動かしたときにぴたっと吸着してくれる機能が特徴的です。
また、Windows10にも対応しているので安心して使えます。
間取り図を作成する必要があってソフトを探しているのに、使わない方が効率的とはどういう事かと思われるかもしれません。しかし、状況によっては
になります。どういうことなのか確認してみましょう。
どれくらいの量の間取り図を作成するのかにもよりますが、作成の時間を
社内の重要な仕事として位置づけるかどうかが一つの判断軸になると思います。
今いるスタッフさんや事業主の方の時間を使ってする作業なのか、
社内で作成するのではなく外部に作業依頼(アウトソーシング)をしてしまうのかを考えてみてください。
作業のアウトソーシングと言えば会計や労務がわかりやすいでしょうか、税理士さんや労務士さんに業務を依頼をしているところも多いかと思います。これは、社内に作業できるスタッフがいて空いている時間があるかどうかも関係しますが、効率を考える上で社内のスタッフが時間を使ってする仕事ではないと判断した場合に外部に依頼するのではないでしょうか?
(社内にノウハウをためていく必要のある仕事かどうか?)
(時間が余っていてすることが無いスタッフがいるなら任せた方がよい)
このあたりを総合的に考えて自社内で間取り図作成ソフトを使って作成するのか、外注を使うのかを考えていけば良いでしょう。
代表的なシチュエーションに分けて、間取り図作成ソフトを使った方がいいのか
作成代行会社を利用した方がいいのかを比較してみました。
社内の状況に合わせて判断の材料にしてください。
事業主が一人で運営されている会社や事業の場合は、作成代行を使った方がいいでしょう。
事業主の報酬額をいくらに設定しているかにもよりますが、まず1時間あたりの単価を出してみて、その単価でやるべき仕事なのか判断してみてください。おそらくほとんどの場合、外注に依頼したほうが良いという結論になるでしょう。
また、単純にお金だけの話ではありません。
事業主の時間を単純な作業にあてることの機会損失も同時に考えなければいけません。
間取り図を作成している時間よりも、顧客への対応であったり外部のパートナーシップとの連携など、何に時間を使うことが今後の事業にプラスになるかを考えるのが有効でしょう。
例外としては、作図をすることで事業主の間取り図作成スキルを高める必要がある場合と、1円でも外に出すことが許されない資金状況の場合はその限りではありません。
社内のスタッフの時間が空いている場合、その時間で間取り図作成ソフトを使って作図を進めるというのは時間の使い方としては有効です。今回紹介したソフトで取り組みやすそうなものをピックアップして社内で間取り図を作成できる体制作りが理想です。
ただその空き時間というのが重要です。
仮に間取り図作成のボリュームが増えてきたときに、社内で作成をすることによってスタッフの方がしていた本来の仕事がおろそかになってしまったり、業務時間外の仕事になってしまうようでしたら作成代行を検討した方が良いでしょう。
スタッフの時間が空いていて、何もすることが無い場合には内製化が有効です。
これから間取り図作成のボリュームが増えそうだからスタッフを増やして作図をして貰う場合や、社内スタッフの時間が空いていないのに間取り図作成の必要が出てきた場合は要注意です。 間取り図作成という業務が継続的にボリュームが増えていくのであれば、社内スタッフを増やすというのも一つですが、短期的にボリュームが増えたり減ったりする場合は外部に依頼したほうが良いでしょう。
作成代行は使った事無いし、依頼のハードルが高そうだと思ってませんか?
作成代行会社もいろいろありますが、手書き図面でも対応してくれたり少ない件数から対応してくれたりと便利です。
と、いうことで、
地図作成のソフトの比較はこちらに記事で行っております。地図作成ソフトも合わせて探している方はこちらも参考にしてください。