【10ソフトを徹底比較!】地図作成のおすすめフリーソフト+有料ソフト

地図作成のおすすめソフト

不動産屋さん、リフォーム業者さんなどは業務の中で地図を作成することが必要なこともあるでしょう。自分でできるフリーソフトもありますね。
地図の作成ソフトは多種多様ありますので、この記事では事業者の方で間取り図(平面図)を作成する時に必要になってくる物件案内地図や、チラシ・広告に使用する地図などを作成したい方を対象におすすめの地図作成ソフトを紹介します。
ただ、使う用途によっておすすめするソフトやツールも変わりますので、用途別にポイントを整理します。
※この記事は事業者の方で間取り図(平面図)を作成するときに必要になってくる案内地図を作成したい方を中心とした記事になっています。

目次
  1. 1-案内地図の利用用途はwebか印刷物の2種類
  2. 2-印刷物で地図を使う場合のおすすめ地図作成ソフト
  3.   2-1無料(フリーソフト)でおすすめの地図作成ソフト
  4.   2-2有料でおすすめの地図作成ソフト
  5.   2-3マイクロソフトオフィスを使う場合
  6.   2-4Macを使っている場合は、Windows機も検討したほうが良さそう
  7. 3-地図・案内図作成の作り方のコツ
  8. 4-地図・案内図の目的は迷わず目的地につけること
  9. 5-地図作成はほとんどの場合、自分でつくるより外注したほうがおすすめ
  10. 6-こんな会社様にはチルダがおすすめです

案内地図の利用用途はWebか印刷物の2種類

間取り図で案内地図を使う用途は大きく2つあります。Webサイトで掲載するかチラシや名刺などの印刷物で使うかです。用途によって、地図を作成する上で気をつけた方が良い部分がありますのでこちらにまとめてみました。

webで使う場合の地図作成はGoogle Mapが便利

Webサイトで使う場合、今回いろいろなソフトを確認しましたがGoogle mapを使うのが最も便利です。 今や、かなりのユーザーがスマホから地図ソフトを立ち上げて、目的地まで行きますよね。その中でも圧倒的に使われているアプリがGoogle mapになります。

そう考えると、Webサイト上に掲載する地図は何か特別な意図が無い限り、Google mapがおすすめです。Google mapの場合、単に目的地だけの地図を載せる事も可能ですし、道順を自分で編集したGoogle マイマップを作成することも可能です。

印刷物で地図を使う場合は様々なサイズで使うかどうかで判断

一方で印刷物で地図を使う場合は、どんなサイズで使うかどうかで用意する地図データが変わってきます。使おうとしているソフトがどんな保存形式ができるかをチェックしておくことで、自分の用途で使えるのかを判断できます。

1サイズのみだとJPEGでOK

最初からチラシにしか使わない等、1サイズしか使わないことが決まっている場合は、JPEGの形式で問題ありません。サイズを小さくするには画質を損なわないですが、但し作成したサイズよりも拡大して配置すると画質が荒くなるため注意が必要です。

いろんなサイズで利用するが、構成を変えない場合はGIFやPNG、BMP

GIFやPNG、BMP形式は拡大しても画質が荒くならない特徴があります。そのため、大きく印刷する可能性がある場合は、GIFやPNG、BMP形式にしておくと後々安心でしょう。また、GIFやPNGは透過にも対応している形式のため背景色がある上に地図データを載せたいなどの要望がある場合もこちらの形式にしておくほうが無難でしょう。

多サイズでレイアウトを変える可能性がある場合はベクター形式がおすすめ

ベクター形式は簡単に言うと再編集したい場合に最適な形式となります。使う用途に応じて微調整をしたい場合はベクター形式が良いでしょう。ベクター形式の種類はたくさんありますが、AIやEPSが有名でしょう。

また同じエリアの地図で別の目的地を表示した地図を複数作成したいという、ちょっと特殊な場合もこちらの形式が良いでしょう。テンプレートとしてベクター形式のデータで持っておき、目的地だけ変えて効率的に地図の作成が可能です。

印刷物で使う場合のおすすめ地図作成ソフト

地図を作成していく上でおすすめのソフトを紹介します。インターネット上にはたくさん無料ソフトも紹介されていますが、すでにダウンロードサイトが無いものがあったりしますので、2019年現在で使える地図作成ソフトをご紹介します。 無料・有料を含めて10個のソフトを比較しました。

<地図作成ソフトの比較表>

 
ソフト名 OSバージョン 保存形式 価格URL
mapmakerfor マイクロソフトエクセルが使えるOS 拡張メタファイル (ペイントソフト等に保存しなおして出力することで、PNG、JPEG、GIFに保存可能) 無料 URL
♪案内地図 Windows 10/8/7/Vista/XP/Me/2000/98 拡張メタファイル (ペイントソフト等に保存しなおして出力することで、PNG、JPEG、GIFに保存可能) 無料 URL
チルダの地図作成サービス案内はこちら ご希望の完成イメージに合わせて作成。
サンプルもご用意しています。
ai,PDF,JPG,PNG等で
ご納品
見積
無料
URL
Mappin' Drop ブラウザ型 PNG,EPS 無料 URL
地図作成ソフト ブラウザ型 CSV 無料 URL
XLマップ マイクロソフトエクセルが使えるOS 拡張メタファイル(ペイントソフト等に保存しなおして出力することで、PNG、JPEG、GIFに保存可能) 無料 URL
Inkscape Windows/Mac/Linuxなど PNG、OpenDocument 図形描画、DXF、sk1、PDF、EPS、 および PostScript 形式へのエクスポート 無料 URL
誰でもできる地図作成 Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 BMP / JPG / PNG 有料 2,457円(税抜) URL
地図くりえーたー4 Windows 10/8.1/7 JPEG,GIF,PNG, BMP,EMF(拡張メタファイル) 有料> 5,800円(税抜) URL
地図スタジオ2 Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 BMP ファイル(*.BMP)
GIF ファイル(*.GIF )
JPEG ファイル(*.JPG,*.JPEG,*.JPE)
Photoshop ファイル(*.PSD)
TIFF ファイル(*.TIF,*.TIFF)
PNG ファイル(*.PNG)
FlashPix ファイル(*.FPX ) 花子フォトレタッチ標準ファイル(*.JMG)
有料
パッケージ版
4,800円(税抜)
ダウンロード版 3,500円(税抜)
URL



操作性が良いかどうかと、出力形式を中心に比較しておすすめのソフトをピックアップしました。デザイン性が高いものや、おしゃれな感じ、かわいい感じのものはここでは紹介していません。

無料(フリーソフト)でおすすめの地図作成ソフト

♪案内地図

♪案内地図は個人で開発されている地図作成ソフトですが、必要以上の機能がなく簡単な案内地図を作成するならこちらがおすすめです。

注意点としては、出力が拡張メタファイルになるため、ペイントソフトに一度貼り付けて再度保存しないと、JPEG、PNG、GIF形式にできない点です。その点さえクリアすれば、非常に使いやすくスタッフに作業依頼しやすいツールです。

マス目で埋めて行くという作成の仕方も、フリーハンドではないので人によって大きく品質に差が出にくいというメリットがあります。

価格: 無料
出力形式:拡張メタファイル
(ペイントソフト等に保存しなおして出力することで、PNG、JPEG、GIFに保存可能)
操作性:
直感的なボタン操作とマス目にパーツを埋めて行くだけの簡単操作で地図作成ができます。

XLマップ

XLマップはどちらかというと、エクセルで地図を作成するのを補助するようなツールです。地図の作図自体は自分で作成していく必要があるのですが、案内図に必要なアイコンなどがコピペできるようにシートに保存してくれています。

また、エクセルで案内図を作成の方法を解説してくれているので、説明に沿って地図作成ををすることができます。

このソフトもエクセルがベースのため、出力が拡張メタファイルになります。JPEG等の出力が必要な場合は、ペイントソフトとの連動が必要になります。

価格: 無料
出力形式: 拡張メタファイル
(ペイントソフト等に保存しなおして出力することで、PNG、JPEG、GIFに保存可能)
操作性:
エクセルで作図していくので、図形や線を使って地図を作成する必要があります。エクセルの図形や線を使うのに慣れていない人は慣れるまでは少し使いにくいでしょう。

Inkscape

ベクター形式の地図を無料のソフトで作りたい場合はInkscapeがおすすめです。Inkscapeはオープンソースのプロジェクトで世界中の人によって開発されていて、高機能なソフトですが無料で使うことができます。高機能なため、使いこなせるまでにかなり時間がかかってしまうため、どうしてもベクター形式で地図データを作りたい場合以外は選択しない方が良いでしょう。

価格: 無料
出力形式:PNG、OpenDocument 図形描画、DXF、sk1、PDF、EPS、
および PostScript 形式へのエクスポート
操作性:ベクター形式のソフトが初めての方には操作を覚えることが大変でしょう。

有料でおすすめの地図作成ソフト

地図スタジオ2

有料のソフトのメリットはサポート連絡先があること、全体的なクオリティが高い事などがあげられますが、紹介する3つの有料ソフトの中で価格とできることのバランスが一番良いのがこのソフトになります。

出力形式をほぼすべてカバーしており、マイクロソフトオフィスや一太郎などのソフトとの連携もしていて使い勝手が良いです。

こちらのソフトはマス目を埋める書き方ではなく、フリーハンドで書いていくタイプなのでその部分は好き嫌いが分かれるかもしれません。

価格: 有料 
パッケージ版 4,800円(税抜) 、ダウンロード版 3,500円(税抜
出力形式 :

BMP ファイル(*.BMP) 、GIF ファイル(*.GIF )、JPEG ファイル(*.JPG,*.JPEG,*.JPE)
Photoshop ファイル(*.PSD) 、TIFF ファイル(*.TIF,*.TIFF) 、PNG ファイル(*.PNG)
FlashPix ファイル(*.FPX )、 花子フォトレタッチ標準ファイル(*.JMG)

操作性:
ドラッグアンドドロップのフリーハンドで直感的に書けます。

マイクロソフトオフィスを使う場合

地図作成のソフトを使わないで、マイクロソフトオフィスのアプリケーションで作ってしまう手もあります。普段オフィスの図形をよく使っている人であれば、こちらの方がスムーズに作成できるかもしれません。

マイクロソフトPower point

Power pointで地図を作成する場合、マイクロソフトオフィスが公式で便利なテンプレートを準備してくれているのでこちらを活用すると地図作成が楽にできます。

テンプレートからパーツを組み合わせて作成する形になります。


マイクロソフトWord

マイクロソフトWordで地図を作成する場合は、図形から自分で作成していく必要があります。無料素材などからアイコンを探してくるとより地図らしくなります。

マイクロソフトExcel

ほとんどWordと同じですが、図形から自分で作成していきます。Wordとの違いは使い慣れているソフトかどうかと、Excelはグリッド線で距離感を図りやすい点です。

Macを使っている場合は、Windows機も検討したほうが良さそう

Macで使える簡単な地図作成ソフトはよさそうなものが見つかりませんでした。地図作成のソフトを使いたい場合はWindowsOSを準備するのが良さそうです。

地図・案内図作成の作り方のコツ

ここでは、地図・案内図をご自身で作成する上で作り方のポイントをお伝えいたします。上記で紹介したソフトを使えば地図を作成することは可能ですが、少しでもわかりやすい案内図にするためのポイントを紹介します。

目印を決める

地図の最も重要な仕事は、目的地に迷わずたどり着ける事です。ご自身が初めて行く場所を探す時のイメージをしていただきたいのですが、わかりやすい目印があるかどうかが最も重要となります。

仮に道路で人に聞くにしても、住所や目的地の名前だけでは地元の人でも分からないことが多いですが、わかりやすい目印があれば伝わりやすいですよね。自分が行った事ない場所であれば、実際に目で見てわかりやすい目印を探してみたり、Googleストリートビューで実際に目視で目印を確認することをおすすめします。

見慣れた地図にデザインを寄せる

ユーザーは自分が普段よく使っているものに親近感を覚えます。そのため、地図に関しても基本は普段良く見ているGoogle mapの色味に似せると良いでしょう。どうしてもデザイン的に独特にしたい理由が無いかぎり、地図だとすぐ認識できて普段から見慣れている雰囲気に仕上げるのがおすすめです。

地図・案内図の目的は迷わず目的地につけること

先程は、地図の作り方という点で地図作成のコツをお伝えしましたが、ここではもう一段視点を上げて、そもそも案内図としての目的を果たすために他にできることが無いのかを確認しましょう。

案内図が多少分かりにくくても、最終的に迷わず目的地に到着できれば案内図の目的は果たすことができます。


印刷物にはQRコードを入れて、Google Mapに繋げられるように

最近はほとんどの人がスマホを持っているので、QRコードで地図にすぐアクセスできると非常に便利です。iPhoneの場合、2017年9月にリリースされたiOS11からカメラをかざすだけでQRコードの読み取りができるようになったので、QRコードにアクセスするのにほとんどストレスはありません。

チラシを持って移動中にQRコードで地図を読み出せるようにしておくと、ユーザーの利便性が向上しますのでおすすめです。

緊急連絡先を記載して電話をかけられるように

とてもアナログですが、可能であれば緊急連絡先として携帯電話番号の掲載もおすすめします。いざとなった時に電話で連絡できる先があると道に迷った時や、少し遅れそうな時などすぐ連絡ができます。何か問題が起こって、ユーザーがそのまま諦めて行くのを止めるという選択をされないようにすることが重要です。

余裕があればSNSアカウントも記載

緊急連絡先があれば不測の事態の時の連絡はほぼカバーできると思いますが、余裕があればSNSのアカウントを追加しておくと良いでしょう。ユーザーが電車で移動中の場合や、そもそも電話をかけることに抵抗がある場合だとSNS経由で連絡できるようにしておいてあげると優しいです。

ただ注意点としては、SNSアカウントを載せる場合はちゃんとSNSをチェックできるようにしておいてください。連絡が入っていたけれど、気づいたのは翌日だったでは逆効果になってしまいます。余裕が無い場合は、SNSアカウントまで載せなくて大丈夫です。

地図作成はほとんどの場合、自分でつくるより外注したほうがおすすめ

おすすめの地図作成ソフトや、自分で作成する場合のコツを紹介してきましたが、地図の作成をメインの仕事にしていない限り自分でつくるよりも外部の会社に依頼してしまった方がおすすめです。

つい、自分でやってしまおうと考えてしまいますが、外注したほうが良い理由を解説します。

地図の場合、全て1からつくらないといけない

地図の場合、全く同じ場所の地図を作るケースが少なく、全て1点ものの作成になることが多いです。間取り図の作成であれば、1LDKや2LDKなど微調整で対応できる場合も多いですが、地図は目的地の数だけ作成する必要があります。

そのため、自分で過去に作った地図が次回作成時に生かされることは無く、数をこなしても業務効率化はあまりできません。

ベクター形式はソフトの学習に時間がかかる

ベクター形式で地図データを準備するには、それなりにソフトの学習時間がかかります。もっとも有名なソフトだとIllustratorになりますが、その使い方の専門学校のコースがあるくらいで、これからデザイナーを目指す人でなければその学習時間は有用とは言えないでしょう。 ソフトも安くはありません。

数が少ない場合は、ソフトの使い方を毎回思い出さないといけない

地図を作成する機会が少なく、たまにしか作らない場合は、地図作成ソフトの使い方を毎回思い出しながら作成しないといけません。たまに作るという作業は、時間的にも心理的にも負荷がかかります。手順を思い出しながらやるので作業時間も長くなり、本来的でない仕事に時間を取られているので心理的なストレスもたまりやすいでしょう。

数が多い場合は、既存スタッフへの負担が増える

逆に数が多い場合は地図の作成方法も覚えて作業効率は上がっていきますが、それに対応する既存スタッフの負担が増えていきます。既存スタッフの本来やるべき業務にしわ寄せがいっていないか要注意です。既存スタッフの手が空いていて、時間がもったいない場合は内製化が有効でしょう。

わかりにくい案内地図を作ると集客に悪影響に出る

頑張って自分で地図を作成したけれど、地図が分かりにくくなってしまうと本末転倒です。案内地図の役割は迷わず目的に到着する事です。ユーザーにわかりやすい地図を書く自信がなければ、プロに任せた方が良いでしょう。

こんな会社様にはチルダがおすすめです

と、いうことで、

仕様・デザインにこだわりはないので、シンプルで見やすい案内図、地図を作成して欲しい
自分たちで作成するには難しく時間もかかってしまうので、外注で地図作成を考えている
パンフレット、看板に使用するのでベクターデータが必要だ
手元にあるイメージと同じ感じで作ってほしい
 


とお考えの会社様には、チルダの地図作成をお勧めいたします。

まずは、お気軽にお問合せください♪

間取り図作成のソフトのおすすめはこちら

間取り図作成のソフトの比較はこちらに記事で行っております。間取り図作成ソフトも合わせて探している方はこちらも参考にしてください。

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