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2013年9月25日 vol.04 日本セミの生態レポート編

気がつけば...もうすっかり秋めいて...文学の秋、食欲、スポーツ...

チル神:え?まじで?夏終わっちゃったの?まだ暑いやん 山中:ド秋ですよ。だって、セミ鳴いてないじゃないですか。

チル神:年がら年中わしの頭の中では鳴いてんで。スイカも呼んでるで。 山中:んなワケないじゃないですか。セミの一生7日間ですよ。あつくるしいわー 前回の調査データあるんでみてみますか?

と、いう事で会員さんからの報告をモトにまとめてみた。

セミの鳴きはじめ

札幌市7/25以降、八戸市7/25以降、仙台市7/17〜カナカナカナ(ヒグラシ)、新潟市7/8〜ニイニイ(ニイニイゼミ)、富山市7/11〜ミーミーミー(みんみんゼミ)、江戸川区7/8カナカナカナ(ヒグラシ)、横浜市7/9〜ジージジジ(アブラゼミ)、名古屋市7/14ジージジジ(アブラゼミ)、大阪市7/10〜シュワシュワ(クマゼミ)、高知市7/8〜シュワシュワ(クマゼミ)、広島市7/14〜ミーミーミー(みんみんゼミ)、熊本市7/5〜シュワシュワ(クマゼミ)、糸満市6月中ジージジジ(アブラゼミ)

各地からのセミだより

仙台市では:仙台の蝉の種類はミンミンゼミとアブラゼミ、ニイニイゼミ、ヒグラシ(カナカナ)が中心で、クマゼミやツクツクボウシの声は聞こえない。アブラゼミ(ジージーと鳴くヤツ)とミンミンゼミ(ミーンミンミンミーと鳴く)などはほぼ日本全国に生息するが、クマゼミ(シャーシャーシャー)の生息北限はギリギリ南関東。ツクツクボウシは全国区らしいのだが、何故か仙台市街ではあまり聞こえてこない。札幌市では:札幌では、8月中旬になってようやくセミの声を聴くような気がします。季節はだいたい本州の1〜2ヶ月遅れです。エゾゼミはギィーと鳴くのが特長。エゾハルゼミは和名に「エゾ」とあるが、北海道以外にも分布しているようです。八戸市では:こちら私の住んでいる鮫町は、ほとんど樹木がないためセミが鳴いている場面に逢ったことがありません。以前住んでいた河原木地区は夏になるとヒグラシが頻繁に鳴いていたものです。鮫町に住んで今までセミに逢ったことがないので、それが残念です。名古屋市では:名古屋市は、暑すぎてみんみんゼミは生息していないと言われていますが、子供の頃は捕まえた記憶があるので、昔(30年程前)は生息していたと思います。当時、ミンミンゼミは木の高い所にしかいなくて、虫取り網の棒を継ぎ足して長くし、苦労して取ったのを懐かしく思います。名古屋市育ちの友達にこのことを話すと「クマゼミ」じゃないの?と疑われますが羽が透明でアブラゼミより小さかったし「ミーンミーン」と鳴いてたと言っても今だに疑われています。熊本市では:熊本の山都町というところで「蝉」という名の日本酒が作られています。長い幼虫時代を地中で過ごすセミの生態を、酒蔵で一年間寝かせた古酒のイメージに重ねたとのことです。糸満市では:方言では、ほとんど使われませんが、ナービカチカチという。途切れ途切れの鳴き声が鍋を掻く音に似てるからだそう。

セミのスキ度

ちなみに、大阪ではミンミンゼミもつくつくぼうしもヒグラシもお耳にかかりません。

気がつけば...もうすっかり秋めいて...文学の秋、食欲、スポーツ...

チル神:え?まじで?夏終わっちゃったの?まだ暑いやん 山中:ド秋ですよ。だって、セミ鳴いてないじゃないですか。

チル神:年がら年中わしの頭の中では鳴いてんで。スイカも呼んでるで。 山中:んなワケないじゃないですか。セミの一生7日間ですよ。あつくるしいわー 前回の調査データあるんでみてみますか?

次回に続く★

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